生徒と先生の信頼関係


今日教室中に小学1年生○○君が寝ていました
「○○君起きなさい
お習字の時間ですよ
何で寝ているのですか?
起きて時間までしっかり書きなさい」
若い頃の未熟な私でしたらそう言ってたでしょう
もちろん今もまだまだ未熟ですが
今の私はこう接しました
「どうしたの?キツくて眠たいの?

「誰だってキツい日はあるよね。
今日がその日なのかな?」
その子はうなずきました
写真のひらがなノート「ゆ」の字の練習を途中まで書いて机に顔を伏せていました
「(ゆ)は難しいよね
先生も小さい頃難しくて書けなかったよ
一緒に書いてみようか?」
と言ってゆっくり一緒に教えながら書きました
書き終えて私の机まで持ってきました
「キツいのによく頑張ったな
難しいのに最後までよく頑張ったな
そこが○○君の凄い所だな」
○○君の瞳から静かに涙が零れました
それは間違いなく辛い涙ではなく
先生に心を許しわかってもらえたという
優しくて美しい涙でした
その後も○○君は一生懸命頑張って書いてました
私はむやみに叱るのではなく
その子の気持ちになり
わかってあげることが信頼関係に繋がると思います
愛情 優しさ 甘やかし
教育 厳しさ しつけ
この割合はとても難しいことですが
先生と子供との信頼関係があれば
私について来てくれると思うし
素直に受け入れてくれると思います
子どもは大人じゃないから
子供やっぱり子供なんです
大人でも2時間の授業を集中するのは容易ではないものです
まだ経験が備わってないので
わからないことがたくさんあると思います
だから私は子供の気持ちに出来るだけ心を寄せて
親身になって話すように心がけています
山口芳水

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1 Response
  1. 読ませていただいてジーンと来ました。自分ももともとは「甘やかす=子どもをダメにする」という考え方をしてきました。それは自分自身が親からそういうスタンスで育てられたからかも知れません。勿論、そのことで今の自分があるのかも知れないわけで、ある意味感謝しているところもあります。この思いは教員になってからも自分の根底にあって、生徒指導をしていたという気がします。そんな中、2年間、ある教育機関でカウンセラーとしての業務にあたる機会がありました。「カウンセリングとかするから、子どもが弱くなるんだ!」という思いが強かった私にとって、そこでの二年間は自己改革を強いられる日々だったことを思い出します。そこでお会いした西村善文カウンセラーとの出会いや、藁にもすがる思いで相談に来られる保護者の皆さんや子ども達との出会いが、私をよい意味で打ちのめしてくれた気がします。「甘やかしと、甘えさせるとは違う。」「コミュニケーションの基本は傾聴。」「マイメッセージを伝える。」「相手の言葉へのミラー(鏡)とリード(うながし)」・・・等々、これまで自分の中に皆無であったスキルを学び、それをカウンセリングの場だけでなく、日常生活で少しずつ心がけるようになった時、これまで「否」と思っていたことが、実はそれもありなんだ・・・と思えるようになりました。自分だけにしか分からない「心の開放感」を感じた気がします。芳水先生の対応は、まさにカウンセリングマインドだと思いながら読みました。「・・・でなければならない!・・・・すべき!」という偏狭な考え方から解放されていらっしゃるから、あのような書がかけるのだろうな、ともこの文を読んで感じました。長々とすみません。

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